トリマーの資格とは

 

トリマーにも資格と呼ばれるものがありますが、トリマーという資格は民間資格となります。例えば、獣医師は国家資格であるため、その免許がなければ獣医師として活動することが出来ませんが、トリマーは国家資格ではないために、トリマーの資格や免許を持っていない人がトリマーとして活動しても法律違反にはならないのです。

 

つまり、トリミング技術さえちゃんと持っていれば、トリマーに資格は必要ないともいえるのです。そうは言っても、資格を取得した方が良いケースもあります。例えば、トリマーの専門学校などでは、その卒業試験や卒業基準として民間の資格や独自の資格取得を設けているところが多いのが事実です。

 

そこに通う生徒たちは、その資格の取得を目指して毎日勉強に励むことになり、無事にそれに合格できる頃にはトリマーとしてある程度のテクニックが身についているはずです。専門学校によっては、信用の高い資格が取得できることをメリットにしているところもあります。

 

また、就職活動においては、面接時にトリマーとしての技術力を知るためには手っ取り早い情報となります。資格を持っていることは、トリマーとして一定基準をクリアしていると判断することが出来るのです。

 

しかし、実際には資格の有無が就職に有利となるかどうかは微妙なところです。最近では、資格を持っているトリマーが必ずしも優れたトリマーではないという考え方をする傾向が強く、それよりもメンタル面を重視する風潮が強くなっているからです。